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2021年日帰り研修旅行

2018東京西地域研修旅行、


東京西地区研修旅行
11/14.15 21名で研修旅行に行きました。
1日目 下野谷遺跡で全員がタブレットを持ち縄文風景を楽しんだ後、展示のある西東京市郷土資料館見学。廃小学校を利用したぬくもりある資料館でした。
次に東村山市たいけん館で下宅部遺跡出土の美しい赤漆の塗られた木製品を見学。トトロの森を遠望したのち、次の武蔵村山郷土資料館へ。
2日目 宿泊した青梅かんぽの宿の目の前、多摩川河原にて久保田先生による打製石器の説明と製作実演。見る間に石器が出来上がり、研究の深さ、手際の良さに感服いたしました。青梅郷土資料館見学。続いてあきる野市二宮考古館では片目が×印の顔面とって、八王子市郷土資料館では赤ちゃんを抱いた土偶、ミニチュア縄文土器等を見学しました。
今回の旅は博物館見学、遺跡での現地説明、石器の製作と盛りだくさんの内容で参加者一同大満足の2日間でした。久保田先生はじめ、ご案内、ご説明いただいた先生方に厚く御礼申し上げます。  新村優子


2017年鳥浜貝塚方面宿泊旅行

2017年研修旅行  念願の『若狭鳥浜貝塚』と奇跡の湖の『水月湖年縞』

昨年計画しましたが、『御柱祭』のために延期。ワクワクしながら、24人の参加者で、八ヶ岳文化園を出発しました。
 「若狭三方縄文博物館」に着くと、長野県出身の学芸員さんから説明を受けました。日本海が目の前の土地柄、貝塚はもちろん、丸木船、漆塗りの櫛など出土品や大きな杉の株、そして、『年縞』の本物。今に残っていることに驚きを覚えました。
 次に、すぐ隣の「福井県立里山里海湖研究所」へ。7万年の歳月をかけて積み重なった「年縞」のでき方(1年で、平均0,7?)、水月湖の好条件(流れ込む大きな河川がない。山々に囲まれ、波が立ちにくい。湖底では酸素がなく、生物がいない。断層の影響で、湖が沈降し続けている。)、木の葉や花粉、火山灰や黄砂などの分析で、過去の気温や水温、気候などの変化が分かるのです。四季のはっきりしている日本ならではの美しい年縞であることが、考古学や地質学での年代測定の世界標準のものさしになったことなど、研修しました。
 その後、素晴らしい天気だったので、レインボーラインを通って、「山頂公園」へ。日本海と三方五湖(三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖)の360度の絶景。感動の景色でした。
 お泊まりは、水月湖畔の「水月花」。奇跡の湖を見ながらのゆったりした時間でした。
 
 2日目も良い天気。「鯖街道」の「熊川宿」から、滋賀県へ。諏訪湖より大きい琵琶湖。展示の規模が大きく、斬新な展示の仕方なので、入場者数が全国的に多いという「滋賀県立琵琶湖博物館」見学。小学生から熟年まで、大賑わいでした。
 次は、「安土城考古博物館」。縄文遺跡の少ない地方だが、粟津湖底遺跡の剥ぎ取り断面の展示がありました。

遺跡や遺物も素晴らしく、また、若狭の鯖や近江八幡のたねやラ コリーナのおいしいお菓子、食も満足。充実の2日間でした。
「来年はどこにしようかしら?」と話しながら、帰宅の途に着きました。 会計・旅行係 小林純子


2019日帰り研修旅行

2019年7月2日「史跡 星糞峠黒曜石原産地遺跡」見学。
縄文時代の黒耀石鉱山跡の一つである150号採掘跡は、2021年の野外展示施設オープンに向けて最後の発掘調査追い込み中とのことで、その現場を見学した。

現場の虫倉山斜面にある採掘跡(横7m、縦22m、深さ3〜5m)は深く掘り下げられ、縄文時代早期の採掘排土がビニール袋に入って高く積み上げられていた。 穴の底には3500年前の土砂崩れ防止の木製構造物も見つかっている。

この辺りの黒耀石は、87万年前の和田峠の噴火によって流れてきた火砕流が虫倉山へ、そしてさらに麓の鷹山川に流れた。旧石器人は川で拾って石器を作り、縄文人は星糞峠へ登り、山の斜面を掘って黒耀石をゲットしたという。

Obsidian黒耀石は火成岩の一種で、急激に冷やされてガラス質になったもの。割ると鋭い破断面を示すので古代人にとっては貴重な道具となった。特に霧ヶ峰一帯の黒耀石は縄文時代のブランド品として日本列島各地に広まっている。

この研修旅行の行きは県道152号線に沿って上之段遺跡、栃窪岩陰遺跡、池の平御座石遺跡などの説明を聞き、帰りは142号線の旧道を走りながら男女倉遺跡、広原遺跡、和田峠の東餅屋遺跡跡、パーライト鉱山の跡、星ヶ塔遺跡の説明を聞きながら黒耀石がいっぱい詰まった頭で家路に着いた。 山本郁子


群馬県への日帰り研修旅行


10月28日は、群馬県民の日 だったので入場料フリー。
7:00原村発→耳飾り館(榛東村)→岩宿博物館(みどり市)→群馬県立歴史博物館(高崎市)→原村21:30着。 往復約500キロの強行スケジュール。

◎耳飾り館:榛東村「茅野遺跡」出土の縄文時代の装身具を主に展示されていた。「花びらの形の耳飾り」は、3000年前のもので、薄く精巧なものだ。非常にきめの細かい粘土で作られ、複雑な紋様は高度な技術を示す。埼玉や東京でも同様なものが数十個発見されている。世界各国の耳飾りも多量に引き出し展示。

◎岩宿博物館:相澤忠洋が発見した旧石器遺跡出土品の博物館。日本文化の起源、3万年以上前からの痕跡がここで発見された。これより小1時間の桐生市には相澤忠洋記念館がありそこには槍先形尖頭器が展示されている。

◎群馬県立歴史博物館:特別展「海を渡って来た馬文化」群馬が古代東国の中心地として栄える要因となった「馬」発掘された馬の骨や馬具、埴輪、「日本のポンペイ」と言われる所以の金井東裏遺跡出土の「甲を着た古墳人」の人骨や、複顔像などが展示されていた。
10月31日に「世界の記憶遺産」に登録された「上野三碑」レプリカも見ることもできた。
記: 小林純子、新村優子


2019 1泊研修旅行

2019年(令和元年)
 八ヶ岳jomon楽会「宿泊研修の記録」
一日目(10月29日火曜日)
 紅葉の美しい自然文化園を16人の参加者で曇天の中、7時25分に出発。中央高速道路に入ると雨が降りだし、今日の研修が思いやられました。JR相模線「下溝駅」で大阪と横浜から参加したお二人が加わり18名に、予定を変更し、先に相模原市立博物館へ、玄関では館の職員の皆様が出迎えてくれました。
【相模原市立博物館】10時30分-11時30分
 ・勝坂(かっさか)式土器を中心に会田会長より解説
 ・急遽出張前のお忙しい中、学芸員の方の勝坂式土器を丁寧な解説がありました
 ・入り口には実物大の宇宙探査衛星の「はやぶさ」のレプリカが展示、道路反対側がJAXA相模原キャンバスでした。
雨足が強くなる中、勝坂遺跡へ、傘をさしての短時間の見学でした、
【勝坂遺跡】11時45-12時00分 
 ・住宅地の中に忽然と広がる緑の広場、その中に数本の大樹、その先に竪穴式の住居が復元されており垣間見えました。(元気な方、早足で近くまで)
後ろ髪を引かれる思いで勝坂遺跡を後にしました。昼食の場所へ移動。
[昼食]味の民芸で13時00分-13時30分
 昼食後、多摩センター駅近くの東京都埋蔵文化情報センターへ
【東京都埋蔵文化情報センター】13時50分-16時00分
 ・埋蔵センターの課長様より多摩ニュータウン丘陵の遺跡の特徴とこの地域の縄文土器についての概要を1時間わたり解説していただきました。(964の遺跡が今までに調査されたのこと)
 その後、学芸員さんより常設展示について解説がありました。収蔵庫の一部がガラス張りで土器が年代別に並んで展示されているのが印象的でした。
宿泊先は近いので、モダンな多摩センター駅近くのシャッピング広場でお茶タイムをとり17時30分に宿舎に着きました。
[宿舎と夕食]宿舎は「スマイルホテル永山」 夕食は隣接の「美膳」展望ラウンジでの多摩の夜景を中華料理でした。
ここで、諸用があり遅れた参加者1名が加わり19名が揃いました。ホテルのラウンジで全員が揃い二次会、来年度の宿泊研修は何処に?話が盛り上がりました。
二日目(10月30日水曜日)
 昨日とうって変わった秋晴れ、多摩丘陵は雲一つない青空。朝食後、昨年もお世話になった中山先生も加わり8時20分にホテルを出発。9時前には「くにたち郷土資料館」に到着。開館前にも関わらず、職員の方のご厚意で入館できました。
【くにたち郷土文化館】9時00分-10時00分
 ・学芸員の方から国立の多摩川の周辺の断線地形と遺跡、旧石器の解説
 ・石棒4本と敷石の解説。石棒は圧巻(約110cm重さ約25kg前後)見応えあり。
上着を1枚脱ぐような陽気、野川へ向かう中、甲州街道より「熊野神社古墳」を車窓よりチラリと見ました。車中では中山先生の詳しい解説が要所でありました。
【野川流域を散策】10時40分-11時00分
 ・旧石器と縄文遺跡が多数出土した野川流域を中山先生の解説で散策しました。
駐車場に苦慮しましたが隣接の国際基督教大学「湯浅八郎記念館」へ、武蔵野の森の中にある大学、広大な敷地でした。
【湯浅八郎記念館前半】11時10分-11時50分
 ・学芸員の方から記念館の由来と特別展「夜具―夜のしつらい」について解説。素晴らしい藍染めの夜具地や織りについて驚嘆する声。松川氏の一帖の書斎に男性陣の憧れの声
[学生食堂で昼食]12時から12時30分
外国人留学生も多く国際色豊かで、なんとなく学生に戻ったような感じのランチでした。     <湯浅八郎記念館特別展>   
【湯浅八郎記念館後半】12時50分-13時50分
 ・中山先生より小金井の遺跡の層序と敷地内で出土された土器等の遺物について解説
 ・壁面にあった「層序」は10m以上のもので素晴らしかったです。
正面玄関で記念集合写真を撮り、帰路へ。途中、京王線「飛田給駅」前で中山先生と参加
者4名が降車し、一路中央道を八ヶ岳へ。あかね色に染まった空と八ヶ岳、紅葉とのコン
ラスト「やっぱり八ヶ岳は素晴らしい」との思いで自然文化園駐車場に17時に到着しま
した。
 今回の研修では安全運手に徹したドライバーさん、各施設での懇切丁寧な解説をしてく
ださった学芸員の皆様、中山先生、駐車場をお貸しくださった自然文化園、また遠くは大阪、「特急あずさ」で駆けつけてくださった会員の方、参加してくださった会員の皆様のご協力で実りある宿泊研修ができたと思います。「感謝」の一言です。
                         文責 研修担当 山崎保義
 


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